FCA 福島県フリークライミング協会
5月29(日)県総体スポーツクライミング競技が無事終了いたしました。選手25名の参加。競技役員22名のご協力をいただきました。今年も、新型コロナウィルス等の感染対策により、三密を避ける意味でも、リード競技を省き、ボルダリング競技のみで開催と運びました。選手をカテゴリ―別に時間差で競技するなど対策いたしました。また、観客も保護者1名の付き添いのみとし、来場者全員の、競技2週間前後の健康チェック表の提出を求めるなど徹底し、もちろん、マスク着用、アルコール消毒、換気などの対策などをとっての開催となりました。そして観戦できない人達に向けてライブ配信を昨年同試み、多くの視聴者がありこの大会の関心の高さを改めて感じました。
競技の方は、今年初の試みで、ユースカテゴリ―と少年女子をコンテスト方式としました。ユースクラスはレベルに差があるため、10課題を用意しレベルに合わせてトライできるよう配慮しました。少年女子のとっても経験が浅い選手を4課題で絞るのは難しいため10課題としより幅のある土俵としました。この策は成功し、セッションンしながらなのでお互いの登りを見ながら確認し相談し和気あいあいと経験の浅い選手でも楽しく登れ、保護者の応援も熱いものとなりました。
ユースクラスは、岡田陽向と佐々木泰地が全完登。アテンプトの差で岡田に軍配が上がった。少女は8完登の大野が優勝した。
少年男子は、荒井睦輝と佐々木玲偉が3課題目まで1撃で並んだが、4課題目でまさかの荒井が取りこぼし、これを3撃した佐々木に軍配が上がった。
成年女子は、滝口萌の独断場となった。全て1撃で締めて格の違いを見せた。2位争いは、菅野秋乃と氏家沙耶香が僅か1アテンプト差で菅野が2位となった。
さて、注目の成年男子は、昨年1位2位3位の選手が欠場となる中、どの選手が躍り出るか注目された。1,2課題まで、新人の橋本選手をはじめベテランの佐々木亮介選手まで5人が完登を決め今年も団子かと思われたが、第3課題を登れるか否かで順位が分かれた。コーディネーション系を得意とする選手が少ないトライで完登りを決める中、コツを掴むまでトライを重ねたり、惜しくも時間切れでタイムアップする選手もいた。その中で唯一1撃した新妻選手のキラリと光る才能も垣間見れた。4課題は読みとバランスと柔軟が必要な課題で、全ての選手を困惑させたが、これを村松、國分、両選手のみが完登を決めた。よってアテンプト差で國分が優勝した。國分は2度目の県総体優勝となった。
総評としては新たに導入したコンテスト方式は大変好評だった。しかし10課題とあって審判に負担をかけるところが多かった。国体方式の4課題ベルトコンベア―方式にとらわれず選手の布陣を見て柔軟に対応することも大事だと感じた。何よりも選手ファーストであること。そしてより多くの人に県総体に気軽に参加していただきたい。県総体は敷居の高い大会ではないですよ。スポーツクライミングという土台となる普及となる大会であることを知って欲しいです。
皆さん、オリンピック競技に採用されているからその競技が普及していると勘違いしていませんか? どの競技人口が多くて、競技スポーツの底辺まで普及し大会組織(競技組織)がしっかり整っているか→そこからオリンピック競技になるんです。
そして来年は、新型コロナウィルス等の拡大がなければ、リード競技とボルダリング競技の両種目で県総体開催としたいですね。私はボルダリングよりもリードの方が好きです。最初の始めたきっかけもリードでしたから。 さあ、皆さんリードも始めましょう!
最後に多方面からご協力を賜りました、ご協賛各社の紹介です。順不同敬称略→ (株)夢なかま 平子電気工事 うじいえ内科クリニック 医療法人宮田泌尿器科 さくらパン (株)東和製作所 NANASHINO DiverseRockClimbing Rock&Fiddle MovementClimbingSpace TRAILROCK 株式会社角庄商店 CHANNELSQUARE 福島県フリークライミング協会 県山岳連盟会長平子吉政 県山岳連盟副会長佐藤章一
誠にありがとうございました。
photographer: Yuji Nagai
令和4年度国民体育大会スポーツクライミング競技福島県予選会
第75回福島県総合体育大会スポーツクライミング競技実施要項
1、期 日 2022年5月29日(日)8:00~17:00
2、会 場 二本松市上葉木坂2番地3「スカイピアあだたらアクティブパーク」
3、実施規則・種目 ボルダリング競技
JMSCA国民体育大会山岳競技規則集に準じて実施する。また、JMSCAコロナウィルス対策のガイドラインに準じて実施する。
本年度は、新型コロナウィルス対策として、リード競技を省き実施する。
4、カテゴリー(種別) ①ユース ②少年女子 ③成年女子 ④少年男子 ⑤成年男子
※個人競技とし、1団体(1校)あたりの参加者数は制限しない。少年は監督を付けることとし監督は複数の参加者について兼務してよい。
5、日 程 5月29日(日) 各カテゴリー別入れ替え制とする
8:00 審判・役員会議
受付①②8:00~9:00 ④9:30~10:30 ③⑤11:30~12:30
開会式①②9:00 ④11:00 ③⑤13:00
ボルダリング競技①②9:30~10:30 ④11:30~12:30 ③⑤13:30~15:00
表彰・閉会式①②10:30 ④12:30 ③⑤15:00
※参加人数によってはそれぞれの競技時間の変更となる場合があります。
6、国民体育大会及び東北総合体育大会代表チームの選考(①ユースは対象外)
(1)競技種目の成績上位者により種別ごとに選出。上位2名を代表内定とし3位選手は補欠とする。
(2)代表内定選手と補欠選手は、後日リード競技のテストを実施する。
(3)更に国体委員会で選抜編成を承認する。
7、参加資格
本大会の総則に定める参加資格のほか次による。
(1)JMSCAに選手登録したもの(福島県)。県外のふるさと選手も含む。
(2)少年は学校長の出場許可を受けたもの。
(3)ユースクラスとして中学2年生以下の参加を認める。※参加料のみで選手登録は任意とする。
8、参加申し込み方法
(1)別紙参加申し込み様式により作成し、5月21日(土)までに下記大会実施本部宛送付すること(FAXでもよい)。
(2)選手登録料は各自でJMSCAのwebで選手登録を済ませること。
参加料は申し込みと同時に必ず現金書留または銀行振込(口座;東邦銀行福島市役所支店普通115875福島県山岳連盟 会長 平子吉政)により送金すること。または当日持参も可とする。(当日不参加の場合は返金しない)
①参加料;3,000円 ② 競技選手登録料;成年2,000円、少年1,000円、※A登録は5,000円。
9、表 彰
種目別の1位から6位の選手に賞状を授与し、1位の選手にはメダルを授与する。
10、連絡先
<大会実施本部> 〒963-8011 郡山市若葉町5-22 福島県フリークライミング協会 菅野 富寿 ℡/Fax024-901-9588
11、新型コロナウィルス対策として、全員マスク着用必須(競技中の選手はその限りではない)。受付時に検温。受付時に2週間の健康チェック表を提出。又は非接触確認アプリCOCOAの提示。アイソレーション・アップエリアにおいても2m以上の間隔を保つこと。各エリアの消毒液を活用すること。観戦応援は各選手の保護者1名までとする。※ライブ配信を予定しております。
12、大会申込及び選手登録に関する個人情報、肖像権は国民体育大会(総則)に基づき取り扱うものとする。
県総体スポーツクライミング競技でコマーシャルおよびご協賛いただける企業や個人様を募集しています。詳しくはこちらをダウンロード。
7月15~17日にかけて、青森県青森市の盛アリーナにおいて、東北総体スポーツクライミング競技が開催されました。福島県は成年男女、少年男女とフルエントリー。7月16日がボルダリング競技、17日がリード競技が実施され、本県選手は成年男子がボルダリング競技4位、リード競技4位、総合4位。成年女子はボルダリング競技1位、リード競技1位、総合1位。少年男子はボルダリング競技4位、リード競技2位、総合2位。少年女子はボルダリング競技3位、リード競技3位、総合3位。県別総合では2位でした。国体出場は、成年男子、成年女子となりました。少年男子は2位であったものの、同じく2位の山形県と個人得点ポイントの差で惜しくも国体出場を逃してしまいました。荒井睦輝選手は少年男子として最後でしたが、来年は成年男子に上がりきっと活躍してくれるでしょう。
10月1日から4日かけていちご一会栃木国体スポーツクライミング競技に本県から成年男子と成年女子が出場しました。1日の総合開会式においては成年女子の滝口萌さんが旗手を務めるなど、前身の山岳競技、スポーツクライミング競技通して県連盟選手として初の大役を務めました。
その成年女子においては、ボルダリング競技、リード競技とも10位で惜しくも決勝には進めませんでしたが、男子、女子ともに大きなミスもなく全力を出し切りました。本県選手を応援してくださいました関係各者の皆様、ありがとうございました。
福島県成年男子 ボルダリング競技 39位
福島県成年男子 リード競技 38位
福島県成年女子 ボルダリング競技 10位
福島県成年女子 リード競技 10位